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Monologue

宇宙の群青 

あなたの静けさを守って

あなたの孤独こそが強さ

宇宙の群青をすっぽりかぶって眠りなさい

あんな人の声は聞かなくてもいいの

あなたもわかっているでしょう

一見、強そうにみえるものの中に
弱さがあるのは有名な話

ならば、弱そうに見えるものの中にも
強さがあるのは当然だろう

その強さの力を信じている

風の谷

風という波をざぶざぶ受けて、古いあなたは流れていった

泣く必要もないのよ

泣いたっていいけど

まぁ、どっちでもいいのよ

ここの風に吹かれて、あなたはまっさらなあなたになった

静謐なあなたに

ここは風の音がするだけ

静かすぎてさみしい?

大人っぽいあなたがさみしいなんて

知っているでしょう

静けさがあなたを守ってきた

これからも

疲れたらまた来て

風の谷へ

泣く必要もないのよ

眠くなったら寝てもいい

暗くなる前に起こしてあげるからね

その悲しみが

いつか、いつの日か

苦しみのない、悲しみとなりますように

その悲しみが、あなたの心の湖になって

静かに見守ってくれますように

光の中

茶色い目で、わたしの話を聞いて

うん、うんって

時々笑って

今でも思い出すよ

あの時のいい天気を

思い出すとつい笑って、ちょっと泣きたくなるんだ

あの時のわたしは幸せだった

腹立つことがあったり、落ち込んだりしたけれど、

それが何だったか、今はもう思い出せない

たしかに、光の中にいたわたしたち

無謀な冒険

友達も知り合いもいない、
言葉もわからない星に1人でポンとやってきた

お金だって持ってない

勇敢な赤ん坊

無謀な冒険

好奇心だけでやってきた

勇敢な赤ん坊

元々みんな勇敢な赤ん坊

連れてゆけ

わたしよ、わたしを連れてゆけ

風よ吹け

前を見ろ

しっかりつかんで離すよな

わたしよ、わたしを連れてゆけ

くだらないことはもう言うな

私情をはさむな

そういうのにはもう飽きた

わたしが、わたしを連れてゆく

しっかりつかんで離すよな

友達

友達って一番理想的な関係

あなたがダサくてもおしゃれでもどっちでもいい

「最近、服に興味がなくてさー」って話をおもしろく聞く

あなたの目が大きくても小さくてもどっちでもいい

太っても痩せてもどっちでもいい

(健康には気をつけてほしいけどさ)

あなたのものの見方が好きなんだ

あなたが「遠くに行ってくる」って言ったら

「へー、いいね!」って言うよ

「元気でね!また会おう」って手をふるよ

これがわたしの愛

窓の外は雨

気が滅入る

心の中の、あの部屋にいこう

あの部屋の窓の外はいつもシトシト雨が降っている

あの部屋にこもるんだ

しばらくの冬眠

滅入りの中にある、ほんの少しの甘やかさの中で今日は過ごそう

お腹がすいて、ちょっと出てきてアイスクリーム

うまかった

また冬眠に戻ります

覚えてる

あなたは勇敢だった

わたしはそれを忘れない

いつか、わたしの肉体が無くなったって、

わたしの魂が覚えてる

あたたかな気持ちで思い出すよ

遠くに

夜から逃げた

夜がこわくて、朝を待ちきれずに東へ向かった

暗闇をひたすらに走った

疲れたら歩いた

でも、それは好きな孤独だった

遠くに朝日が見える

最低な世界だけど

それを今は感じない

好きな孤独

やっと心も遠くに来た

心を遠くに連れていけ

誰も私の心を連れてはいけない

心を遠くに連れていけ

祈り

かわいらしい、まじめな後頭部を

遠くからじっと見つめて祈っています

応援するというのは、

結局ただその背中をながめるだけ

祈るような、泣きたくなるような、ワクワクするような気持ちで、

ただその背中をながめるだけ

しばらくその背中をみつめて、くるっと踵をかえして自分の人生に戻るだけ

それが応援、わたしの祈り